ICPE-9800シリーズを用いたリチウムイオン 二次電池電解液中の元素不純物分析

2024年4月24日

リチウムイオン二次電池(LIB)はモバイル機器や電気自動車、ハイブリッド車など多岐にわたって使用されています。LIB電解液中の不純物は電池の性能や安全性の低下の原因となります。そのため、中国ではHG/T4067-20151)により電解液中の元素不純物をICP発光分析(ICP-AES)で管理することが求められています。LIB電解液はヘキサフルオロリン酸リチウム(LiPF6)を有機溶媒に溶解させたものを一般に使用しており、有機溶媒に対応可能な導入系が必要となります。一方でLiPF6は加水分解するとフッ化水素酸(HF)を生成し、ICP-AESに通常用いられるガラス製の有機溶媒導入系が腐食する恐れがあります。
本アプリケーションでは、ICPE-9820と耐フッ酸用導入系、有機溶媒用トーチを用いて、LIB電解液中の元素不純物を分析しました。また、添加回収試験による分析の妥当性の確認と分析精度の確認を行いました。

 

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