プラスチックの多角的評価 - 熱処理条件の違い -

2024年6月27日

    ポリ乳酸樹脂(PLA)は、植物由来のプラスチックであ るため、地球温暖化や石油資源の枯渇など、環境負荷を低減する材料として期待されています。この樹脂は、自動車や電気製品として広く使用されているABS樹脂の代替材料として開発されましたが、アクリロニトリルスチレンブタジエン樹脂(ABS)と比較して、耐久性や耐熱性が弱く、 同等の性能を出すためには高温で結晶化させる処理(アニール処理)を行う必要があります。PLAで、狙った材料 特性を得るためには、アニール処理による材料特性を正確に把握する必要があります。

     本稿では、アニール処理による材料特性の違いを引張試 験と硬さ試験により評価しました。また、それぞれの結晶化の状態について、DSCとFTIRにより評価しました。ア ニール処理は、100 ℃で30分としました。

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