リチウムイオン電池正極中の残存NMPおよび 残留溶媒の測定

2024年7月29日

リチウムイオン電池(LiB)は、正極・負極からなる電極と、電解液、セパレータなどで構成されています。電極は活物質や導電助剤、バインダーなどを有機溶媒に混合した スラリーを金属膜(集電体)に塗装、乾燥させることで形成されます。

溶剤系スラリーに用いられる有機溶剤としてはN-メチル2-ピロリドン(NMP)が知られており、特に正極の品質管理のために、乾燥工程において正極中のNMPの残存量が調べられています。

本アプリケーションではヘッドスペース法を用いたGCFIDによるリチウムイオン電池NCM(ニッケル、コバルト、 マンガン三元系)正極中の残存NMPの簡易な分析手法を紹 介します。また、ガスクロマトグラフ質量分析計(GCMS)を用いて、NCM正極に残存するその他の溶媒について定性した結果と、乾燥工程の異なる5種の正極について残留溶媒量を比較した結果を紹介します。

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