接着剤のせん断疲労試験および残留溶媒の測定
2024年9月24日
接着剤は、ねじや溶接などに並ぶ一般的な接合方法の一つであり、ほとんどの材料で使用できる点、異材同士での接着が可能な点、被着体の性質や形状を変化させない点といった使い勝手の良さから、自動車・航空宇宙分野などの輸送機分野、電機・電子製品、土木・建築分野などあらゆる産業で使用されています。特に輸送機用途においては、スポット溶接における接合強度の強化(ウエルドボンド) 、または置き換えを目的とした用途が増えてきており、長期信頼性の確保を目的とした評価が求められています。
今回は、JIS K6864(ISO 9664)を参考に、4種類の接着剤に対して、せん断疲労試験を実施しました。試験には、卓上型動的・疲労試験機サーボパルサEHF-Lを使用しました。