超音波光探傷装置によるフィルムが貼られた金属板表面の不良検出

2024年10月09日

       自動車部品や電化製品に限らず、玩具など表面に装飾や安全のためにフィルムなどが貼り付けられているものがあ ります。フィルムなどが貼られた状態では素材表面の状態が分からないため、貼り付け不良などの欠陥や使用中に フィルムの剥がれなどが発生することがあります。このよ うな場合、フィルムを剥がして確認する必要がありますが、 再度の貼り付け作業が必要になります。そのため、非破壊で母材表面の状態を確認することができれば、品質の安定や作業効率の向上に非常に有効な手段となります。

       今回は超音波光探傷装置 MIV-X(図1)を使用したフィルム下の金属欠陥の観察実例を紹介します。