粉ミルク中の微量重金属のスクリーニング分析|ALTRACE

2025年10月27日

  食品の重金属等の試験方法には呈色法がありますが、金 属(元素)の特定ができないことや、試料成分の影響を受けるため、元素ごとの分析にはAA(原子吸光光度法)や ICP-AES(誘導結合プラズマ発光分光分析法)、ICP-MS(誘 導結合プラズマ質量分析法)が用いられています。これらの試験や分析においては、試薬による成分の抽出や酸分解 などの試料調製に手間がかかったり、呈色法の場合、判定に個人差があるなど、製造工程や品質管理において課題と なっています。そこで、試料前処理から測定、判定までを 簡便に行えるEDXRFによる方法を提案します。

  一般的にEDXRFでは、表1に示すような1 ppm以下の定量 は定量下限程度またはそれ以下であるため困難です。しかし、粉ミルクの場合、お湯で溶かす前の粉状では基準値が 表1中の値の約7.7倍となるため、粉状のまま分析できるEDXRFを用いれば基準値以下かどうかの判定を行うスク リーニング分析が可能となります。 ALTRACEは従来機(EDX-7000)と比較して、高出力のX 線管球の搭載により、重金属元素の感度が大幅に向上したことから、従来機の1/10の測定時間で同感度の分析が可能となりました。

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